COMMENT, MOVIECOMMENT仲宗根梨乃(ダンサー・振付師) I love DAZZLE <和訳> 坂東玉三郎(歌舞伎俳優・演出家) 「日本でこのようなパフォーマンスが存在しているなんて、素晴らしい出来事です。 桂 真菜(舞踊・演劇評論家) DAZZLEの新鮮なダンスには、生きる痛みと喜びが躍動 世界屈指のレベルを誇るルーマニアのシビウ国際演劇祭(2011年)で、DAZZLEの『花と囮』を見て独創性に驚いた。舞踊、演劇、映像、照明、音楽が融け合うステージには、日本の伝統的な素材も光る。回る番傘、キツネの面、琴の音色……、なかでも素晴らしいのは、ダンサーたちが猛スピードで変容しつつ操る障子。多彩に組み合わされる障子は、現代美術にも通じる装置として空間を伸縮させた。エンターテインメントと芸術性を兼ね備えた本作は、韓国やイランのフェスティバルにも招かれた。 ストリート・ダンスから出発したDAZZLEの舞台は、観客の視聴覚を刺激する手法が新鮮で、次の場面が予測できない。精緻な振付にはヒップホップやヴォーギングなどストリート系の動き、コンテンポラリーの先端技術、民族舞踊と、さまざまな要素が重なる。しかも、個性豊かなダンサーたちによる野性味と洗練を併せ持つダンスは、一作ごとに異なる物語を紡ぐ。 ミステリアスな世界で登場人物が困難と戦う姿は、非日常のスリルを運びながら、絵空事に終わらない。時空を超えた設定が、誰の心にも潜む欲望や哀しみにふれ、観客の共感を呼ぶからだ。生きる痛み、そして喜びを身体とテクノロジーを総動員して表すDAZZLEの舞台は、このカンパニーに関わるメンバーの祈りにも似た思いを伝える。 最新作『二重ノ裁ク者』の軸になるのは、人口爆発を防ぐために某国の独裁者が決めた恐るべき政策――50歳以上の者は追放せよ、悪疫をもたらす他民族は排除せよ――。衝撃的な内容から、果たしてどんなパフォーマンスが誕生するのだろう? MOVIE |
藤木直人(俳優・歌手・ミュージシャン)
(DAZZLEの長谷川さんとは) 僕のライブツアーにダンサーとして参加してくれたのが出会いです。
DAZZLEと僕のステージでは、だいぶ方向性が違うのでどう感じるのかなと思っていたのですが、ステージでとびっきりの笑顔を見せてくれたのでほっとしました。
とてもしなやかな動きでそれまでのダンサーとは違った色を加えてくれました。
たっちんの身体的表現力にはいつも驚かされるし、表現する事を生業としている身としては嫉妬してしまいます。
独特の世界観、パフォーマンス、DAZZLEはもはやアートだと思います!その世界観で観る人を圧倒してください!!